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CCPM実践編:バッファ半減でも納期厳守!クリティカルチェーンで現場が変わる
はじめに # 前回の記事「CCPM理論編」では、CCPM(Critical Chain Project Management)の基盤となるTOC(制約理論)について解説しました。 CCPMは、タスクごとのバッファを集約して全体で管理し、制約リソースを最大限活用することで、プロジェクトの納期短縮とスループットの向上を目指すプロジェクト管理手法です。 個々のタスクに潜む「隠れたバッファ」を見える化し、プロジェクト全体で最適に活用することで、より現実的で信頼性の高いスケジュール作成を可能にします...
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「Rust × ESP32」で始める組み込み開発:Lチカまでの完全セットアップガイド
以前、WindowsでRust開発環境を作ってみる(VSCode+BuildTools+rustup)という記事を書きました。 記事の最後に「ESP32まわりの問題が片付いたら、次回の記事で報告したいと思います」と言い残し、随分と時間が経ってしまいました。 今回は、RustとESP32による開発環境を構築できたため、その手順を詳しく紹介します。 主に、こことか、ここを参考にしました。 はじめに # 開発環境は以下を使用します...
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IoT を使ってみる(その20:MicroPythonで始めるESP32プログラミング「超」入門)
はじめに # この「IoTを使ってみる」シリーズでは主に PlatformIO や ESP-IDF という開発環境を使ってきました。 VSCodeを使えば開発がかなり楽になるとはいえ、中には C/C++言語よりももっとサクサク開発したいと思った方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は ESP32上に MicroPython という扱いやすい軽量Python実装を導入して、プログラム開発する方法をやさしくご紹介します...
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Electron アプリから macOS Apple Intelligence の Writing Tools を使う
はじめに # 先月末に Electron 36.0.0 がリリースされました。 Electron 36.0.0 | Electron 目玉機能として macOS の Apple Intelligence の Writing Tools をコンテキストメニュー経由で使用できるようになりました...
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Javaでもローカル環境でWhisperを使って音声データ書き起こしをしたい
はじめに # 音声データを文字起こししたいというニーズは多くの場面で存在します。OpenAIがOSSで提供する Whisper は高精度な音声認識モデルとして注目を集めており、Python環境では比較的手軽に利用できます。しかし、業務や既存システムの都合でJava環境からWhisperを使いたいというケースもあるのではないでしょうか。 私自身、Javaベースのプロジェクトで音声データの書き起こしを行いたい場面があり、WhisperをなんとかJavaから使えないかと模索しました...
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IoT を使ってみる(その19:ESP32の LightSleep 機能で省電力運転に挑戦する)
はじめに # 以前の記事では ESP32 の DeepSleep 機能を活用して、長時間のバッテリー駆動を実現する方法を紹介しました。 今回はその発展として、LightSleep(ライトスリープ)機能に挑戦します。 LightSleep は DeepSleep ほどの電力削減はできないものの、システムの状態やメモリを保持したまま短時間で復帰できるのが特徴です。たとえば、外部入力にすばやく反応しながら電力も節約したい、というようなユースケースに向いています...
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CCPM理論編:優秀なチームでも失敗?原因は「ボトルネック」!CCPM基礎のTOCを学ぶ
はじめに # 「優秀なメンバーで計画通りに進めているはずなのに、なぜかプロジェクトが遅延し、時には失敗してしまう…」 多くのプロジェクトで、このような経験はないでしょうか? その根本的な原因は、目に見えにくい 「ボトルネック(制約)」 にあるのかもしれません。 この「制約」に注目した手法が、 CCPM(Critical Chain Project Management) です...
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「暗号の扉を開く2つの鍵」~公開鍵と秘密鍵の仕組みと、インターネットを守る暗号技術の話
あなたを守る2つの鍵 # ― 暗号の不思議な世界へようこそ ― # あなたの目の前に、1つの「金庫」があると想像してください。 この金庫は「銀行口座のパスワード」や「個人情報」など、他人に見られてはいけない大切な情報をしまっておくために使われます。 でも、この金庫はちょっと変わっています。開けたり閉めたりするには、2つの鍵が必要なのです...
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生成 AI 時代の新人さん向け「自分のコードに責任を持てる力」をつけるために
はじめに # 今どきの新人さんは、どのように技術について調べたり、学んだりしているでしょうか。Web 検索すれば、公式ドキュメント、数多くの技術ブログ(もちろん当サイト含む)などの記事がヒットしますし、X (Twitter) や YouTube にも有益な情報が溢れています。GitHub には多くの OSS が公開されており、簡単に試すことができます。Udemy や O'Reilly などのオンライン学習プラットフォームで効率よく学べるコースもたくさんあります。そしてなんといっても生成 AI...
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AWS AppSync Events のデータソース統合の使い方を整理する
昨年(2024年)に公開した以下の記事で、AWS AppSyncのEvent APIを紹介しました。 /blogs/2024/11/13/aws-appsync-events/ AppSyncといえばGraphQLが有名ですが、WebSocketベースのEvent APIが導入されたことで、リアルタイム通信がさらに簡単になりました。 それから約半年が経過し、Event APIには機能追加が続いています。 代表的なアップデートは次のとおりです...
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