
Podスケジューリング - NodeAffinity / TaintToleration
Kubernetesで作成したPodは、Node[1]が割り当てられ、コンテナランタイムを通して実行されます。 Nodeは、多数のVMでクラスタ構成され、データセンター障害に備えて物理的に分散して配置されることが一般的です。 また、コスト最適化やワークロード要件を満たすために、コア数やメモリ容量だけでなく、OS種類やCPU/GPU、SSD/HDD等様々なスペックを持っていることもあるでしょう...
記事を読むオートスケーリング - Horizontal Pod Autoscaler(HPA)
商用環境で実際にサービスが運用されると、時間帯やイベント等、様々な要因によってトラフィックが変動し、それに合わせてシステム負荷も増減します。 コンテナ以前の従来のシステムでは、あらかじめ最大のスループットを見積もり、それに合わせてサーバーのサイジングをすることが一般的でした。 ただ、これはほとんどのケースでオーバースペックとなり、費用対効果が良いとは言えない状況でした...
記事を読むServerless Framework v3新機能のStage Parameters紹介
2022/1/27にServerless Frameworkのメジャーアップデート(v3)がありました。 Serverless Framework V3 Is Live! CLIの改善以外にそれほど大きな変更はなさそうですが、v3でStage parametersという新たな機能が導入されました。 これをうまく活用することで、環境ごとに異なる設定を簡潔に記述できます。 今回はこのStage parametersを紹介したいと思います...
記事を読むKarpenterのオートスケールを試してみました
2021/11/29に、AWSはKarpenterというKubernetesのオートスケーラーをGAリリースしました。 Introducing Karpenter – An Open-Source High-Performance Kubernetes Cluster Autoscaler これは有料のサービスではなく、OSSとしての提供です。現在はAWSのみに対応していますが、構造上はそれ以外のクラウドプロバイダーでも使えるものになっています...
記事を読む継続的デリバリ - ArgoCD
前回は、GitOpsの産みの親であるWeaveworks社が開発したFluxを導入して、継続的デリバリを実現しました。 今回はもう1つのGitOpsツールとして人気を集めるArgoCDを導入します。 Flux同様に、ArgoCDもGitOpsを体現したツールですが、最も大きな違いとして、ArgoCDはリッチなWeb UIを組み込みで持っています[1]。 このUIにより、Gitとクラスタ環境の同期状況が視覚的に把握可能です...
記事を読む継続的デリバリ - Flux
アプリケーション開発編では、お手製のアプリをローカル環境やクラウド環境(AWS EKS)にデプロイしてきました。 しかし、ローカル環境はSkaffoldを使って自動化したものの、クラウド環境はkubectl applyを使って手動デプロイしました。 ここでは、GitOps[1]を体現する継続的デリバリツールとして人気のFluxを導入します。 最終的には、以下のような構成となります。 Fluxは、以下を行うコンポーネント群(GitOps Toolkit)です...
記事を読むクラスタ環境デプロイ - EKSクラスタ(デプロイ)
本記事は、クラスタ環境デプロイ - EKSクラスタ(Kustomize導入)からの続きです。 これまで、DynamoDBやS3等のAWSリソースを準備し、環境差分を吸収するために、Kustomizeを導入しました。 ここからは、仮想の商用環境としてAWS EKSにアプリケーションをデプロイします。 まずは、前回ローカル環境向けにパッチファイルを準備したように、EKS環境向けのoverlaysを用意します。 最終的には、以下の構成となります...
記事を読むクラスタ環境デプロイ - EKSクラスタ(Kustomize導入)
本記事は、クラスタ環境デプロイ - EKSクラスタ(AWS環境準備)からの続きです。 ここでは、Kubernetesのマニフェストファイルを、Kustomizeに対応した構成へと見直していきます。 Kustomizeはbaseと呼ばれる環境共通部分にパッチを当てることで、各環境の完全なマニフェストを生成します。 以下のようなフローで最終的にデプロイする形になります。 Kustomizeのパッチは、以下の方法をサポートしています...
記事を読むクラスタ環境デプロイ - EKSクラスタ(AWS環境準備)
前回で、コンテナレジストリを導入し、コンテナイメージ用のリポジトリを準備しました。 今回はアプリケーション開発編の仕上げとして、Kubernetesクラスタ環境のEKSにアプリケーションをデプロイしましょう。 一般的なプロジェクトでは商用環境だけでなく、結合テスト、受け入れテスト等、様々なフェーズに応じた環境が準備されています。 また、各環境で外部システムとの接続先等の環境固有の設定/構成が必要だったり、コストの関係で全て同等のスペックで準備することが難しいといったケースがほとんどです...
記事を読むクラスタ環境デプロイ - コンテナレジストリ(ECR)
さて、ここまででWeb・バッチアプリケーションの開発が終わり、ローカル環境で動作確認ができました。 いよいよここからは、AWS EKSにアプリケーションをデプロイしていきます。 その前に、アプリケーションをEKSにデプロイする際、コンテナイメージはどこで管理すべきでしょうか? 今まではコンテナのビルドと実行が同一環境(ローカル環境)のため、イメージビルド後にそのまま実行できていました[1]...
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