OpenAI Agents SDKを使ったAIエージェント開発の概要と使い方を理解する
少し前に、OpenAIからAIエージェントに関する興味深い発表がありました。 OpenAI News - New tools for building agents Responses APIや各種ビルトインツールの発表も話題になりましたが、特に注目を集めたのはAIエージェントの構築フレームワークであるAgents SDKではないでしょうか。 本記事では、このAgents SDKの概要と使い方を整理します...
記事を読む正式版になったOpenAIのVector Store / File Searchツールを使う
先日、OpenAIからAPIに関する以下のリリースがありました。 OpenAI News - New tools for building agents AIエージェント構築向けのプリミティブAPIであるResponses APIや各種ビルトインツール、Agent SDKなど、多くのデベロッパーにとって非常に魅力的な発表でした。 本記事では、まずこの中からFile Searchを検証します...
記事を読むClickHouse入門 ~分析データベースをRAGインデックスとして使ってみる~
ビジネスソリューション事業部の山下です。 今回は、分析用データベースの1つであるClickHouseをサンプル付きで紹介していきます。 ClickHouseはSQLに対応しており、標準のSQLはもちろん、便利な組み込み関数がソフトウェアとして組み込まれています。 本記事では、RAGのようなサンプルを通して、ClickHouseを紹介しようと思います。 ClickHouseとは # https://clickhouse.com/jp ClickHouseはDBMSの1つです...
記事を読むLangMemの長期記憶をPostgreSQL(pgvector)に永続化する
前回はこちらの記事で、AIの長期記憶を効率的に管理するLangMemの概要と使い方を説明しました。 /blogs/2025/02/26/langmem-intro/ この記事では、長期記憶としてインメモリストアを使用しましたが、LangMemではPostgreSQL(pgvector拡張)ベースのストアも利用可能です。 今回は、このPostgreSQLベースのストアを使い、より実践的な長期記憶の活用を試してみます...
記事を読むJakarta EE 11 の新機能 Jakarta Data 1.0 を押さえておこう
Jakarta data とは # Jakarta Data 1.0 は、2025年2Qにリリース予定(?)の Jakarta EE 11 に新たに追加される仕様です。 Jakarta Data は、Jakarta Persistence や Jakarta NoSQL などを通じたデータ操作に対する抽象を提供し、データ アクセスを簡素化します。 Spring Data のように、リポジトリインターフェースを定義することで、データ アクセスの詳細がプラットフォームに応じて自動実装されます...
記事を読むLangMemの長期記憶の概要と使い方を理解する
少し前に、LLMフレームワークを提供するLangChainから興味深いプロダクトがリリースされました。 https://blog.langchain.dev/langmem-sdk-launch/ LangMemは、AIエージェントが長期的な記憶を管理できるようにするSDKです。 長期記憶は、短期記憶(スレッド)やRAGを補完し、LLMの記憶管理を強化する新たなアプローチといえます。 本記事では、LangMemの長期記憶の仕組みや使い方について整理していきます...
記事を読むOllamaを使ってオープンソースLLMをローカルホストしてみよう
はじめに # 今回はオープンソースLLMをローカルPCで起動する方法を試してみたいと思います。オープンソースのLLMにはすでに多くの種類があり、パラメタ数の小さなモデルや最近話題になった中国企業発の推論モデルDeepSeek-R1などがどんな回答が得られるのか、いろいろ気になることがあるのでその起動方法から回答結果まで確認していきたいと思います。 Ollamaとは # 今回オープンソースLLMをローカル起動するのに使うのはOllamaというソフトウェアです...
記事を読むGitHub Copilot のエージェントモード(パブリックプレビュー)を試す
はじめに # GitHub Copilot のエージェントモードが覚醒したそうです。 https://github.blog/news-insights/product-news/github-copilot-the-agent-awakens/ 紹介ビデオも YouTube に上がっています。 GitHub Copilot のエージェント、どんなものか使ってみたいと思います。 --> Information昨年のアドカレ記事でも今年2025年は、エージェントがくると予想されていました...
記事を読むVS Code の Copilot Edits で効率的にリファクタリングを行う
はじめに # GitHub Copilot の開発目標は、AI ペアプログラマーを提供することで開発者の生活を楽にすることだそうです。 VS Code の GitHub Copilot 拡張では編集中のファイルに対して、コード変更をサジェストしてくれます。これとは別に Chat の UI で、プロンプトを書いて1からコード生成してもらい、それを利用するワークフローもあります...
記事を読むbgpsimでBGPリフレクションを検証してみよう
はじめに # ビジネスソリューション事業部の山下です。 前回は、ネットワークの経路探索に使われるプロトコルであるBGPと、BGPをブラウザ上で検証できるbgpsimについて書かせていただきました。 今回は続きとして、BGPピアの確立を一層シンプルにできるパターンである”ルートリフレクタ”をbgpsim上で実装し、検証してみようと思います。 BGPとbgpsimのおさらい # ここで、簡単にBGPとbgpsimについておさらいしておきます。より細かい概要については前の記事を参考にしてください...
記事を読むBGPの基礎と実践 ~bgpsimで経路制御をシミュレーションしよう~
はじめに # ビジネスソリューション事業部の山下です。今回はネットワークのプロトコルの1つであるBorder Gateway Protocol(BGP)について説明しようと思います。 普段の実務で馴染みがなくても、IPAやクラウドベンダーの資格を勉強する際に、経路探索に利用できるプロトコルとして聞く方も多いと思います。 今回はBGPについて調べる機会があったので、概要をまとめたうえで、Web上でBGPを検証できるシミュレータであるbgpsimの紹介をしたいと思います...
記事を読むtextlintのallowlistルールをkernelから活用する方法
注意事項 # この記事は、VSCodeで校正ツールのヒントを表示 - problem matcherの解説で網羅できなかったことをフォローしている記事です。 記事そのものの内容は独立していますが、これまでの背景を知りたい場合には前の記事をご確認ください。 前回の記事と同様、サンプルは以下に掲載しています...
記事を読むVSCodeで校正ツールのヒントを表示 - problem matcherの解説
はじめに # ビジネスソリューション事業部の山下です。今回は、Visual Studio Code(VSCode)のタスク機能で設定できるProblem Matcherについて解説していこうと思います。 普段の開発にあたって、コードチェック機能はエディタやその拡張機能で提供されるため、あまり意識しないはずです。 しかしながら、スクラッチで開発したCLIツールの出力をエディタ上でも確認したいといったケースもあるでしょう...
記事を読むオンライン検索×AI:Perplexity新API Sonarの概要と基本的な使い方
オンライン検索型AIサービスとして知られるPerplexityが、2025年1月21日に以下発表をしました...
記事を読むGitHub Issues で Sub-issues による進捗状況把握ができます
はじめに # 昨年の秋に GitHub Issues の Sub-issues がプライベートプレビューになって試したのを記事にしていました。 GitHub Issues で Sub-issues が作れるようになりました(ベータ) 今年に入ってこの機能がパブリックプレビューになり、全ユーザが試せるようになりました...
記事を読むNinjaでビルドを高速化!その使い方を徹底解説
はじめに # 最近ビルドツールのMakeを触っていたのですが、「これって古くから使われているらしいけど他に何か新しいビルドツールで広まっているものあるのかな~?」と思ったので調べたところ、Ninjaというツールが良いぞという情報を得たので触ってみたことをまとめたいと思います。 Ninjaの特徴 # NinjaはMakeに比べて高速に動作することがウリのビルドシステムです...
記事を読むPostgreSQLで安全な再帰クエリ!CYCLE句の使い方徹底解説
初めに # ビジネスソリューション事業部の山下です。今回はPostgreSQL実装されているCYCLE句を紹介しようと思います。 CYCLE句は再帰クエリを安全に実行するための機能です。 具体的には循環参照による無限ループを検出し防止できます。 再帰クエリ # 本記事では細かい説明は省きますが、再帰クエリについて軽く触れておきます。 再帰クエリとは、クエリの中でクエリ結果自身を参照できる特殊なSQLクエリです。 WITH RECURSIVE句を使用して実装され、以下のような構造を持ちます...
記事を読むGo言語の並行処理を完全攻略!MutexとChannelを視覚的に学ぶ
初めに # ビジネスソリューション事業部の山下です。個人でGo言語のプログラムを記述している最中に並行処理の理解に苦戦したので、記事として投稿いたしました。 ここでは、Go言語の並行処理において重要な概念であるMutexとChannelについて、イメージを用いて整理しようと思います。 Go言語がよくわからなくても、ニュアンスが伝われば幸いです。また、興味があればサンプルコードも動かしてみてください...
記事を読むElectron アプリでコンテキストメニューを出す方法
はじめに # 昨年 Electron v33.2.1 にアップデートしたら急にアプリのコンテキストメニューが出なくなりました。 最初は利用してるライブラリ(後述)が追従できていないのではないかと思い調べたのですが、ライブラリのリポジトリには特にそういう issue は上がっておらず、Electron のバージョンを戻してしばらく放置していました...
記事を読むMicrosoft Presidio: 個人情報保護に特化したオープンソースツール
近年、個人情報の保護に対する意識がますます高まっていると感じます。 その背景には、大規模言語モデル(LLM)の導入と普及があります。LLMはさまざまな場面で活用されていますが、取り扱うデータの中に個人情報が含まれる可能性があるため、適切な管理が求められています。 そんな状況の中で、今回Microsoftが提供するオープンソースツール Presidio に注目しました...
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