IoT を使ってみる(その9:FreeRTOS基本編)
今回はESP32などの安価なIoTデバイスで利用できるRTOS(Real Time Operating System)の「FreeRTOS」を紹介したいと思います。 FreeRTOS とは # FreeRTOSはフリーに利用できるRTOS(Real Time Operating System)です。 上記の説明ではただ単語に分解しただけなので、もう少し詳しく説明しましょう。 FreeRTOS は以前は”例外条項付きGPL”の下で配布されていましたが、現在はAmazonが権利を保有しています...
記事を読むIoT を使ってみる(その8:AWS IoT Device Client編)
最近はAWS関連の話題から少し遠ざかっていたので、今回は AWS IoT Device Client を紹介します。 AWS IoT Device Client とは # AWS IoT Device Client はAWSのIoTデバイスのリファレンス実装であり、概念実証(PoC)環境を簡単に構築することができます...
記事を読むIoT を使ってみる(その7:MQTTクライアント paho編)
前回記事でMQTTブローカー「Mosquitto」を紹介しました。 今回はMQTTクライアント「paho」について紹介したいと思います。 paho とは # pahoはPython製の通信ライブラリです。 2022/10/14の段階でMQTT v5.0、MQTT v3.1.1、および v3.1 をサポートしています。 Python 2.7系、3.x系で使用できます。 paho インストール # 使い方は非常に簡単です。 pip または conda でインストールします...
記事を読むロボット開発インターンシップ紹介
社内のとある技術相談会で、所属しているグループのインターンシップを紹介したところ、内容が面白いので記事を書いてみないかということで書いてみました。 はじめに # エンジニアリングソリューション事業部には八王子を拠点としたロボット開発グループがあります。 新卒向けにロボット開発を体験してみようという名目でインターンシップを開催しています。 その内容について紹介したいと思います。 --> Informationロボット開発者を募集しております...
記事を読むIoT を使ってみる(その6:MQTTブローカー Mosquitto編)
前回記事でMQTTを紹介しました。 今回はMQTTブローカー「Mosquitto」について説明したいと思います。 MQTT通信のおさらい # MQTTはパブリッシュ/サブスクライブ(publish/subscribe)型のデータ配信モデル(以降、PUB/SUBモデルと略す)を採用したメッセージ通信プロトコルです。 PUB/SUBモデルは以下の3つの要素で構成されています...
記事を読むAWS Outposts の紹介
庄司です。 IoT でクラウドサービスを活用しようとするときの大きな関心事の1つにレイテンシーがあります。 ここで、光の速度に関連した定義をみてます。 1983年の国際度量衡委員会(CIPM)によって「1メートル=光が真空中を2億9979万2458分の1秒の間に進む距離」と定められています。この秒数は、同じく1983年に確定した光の速度「秒速29万9792.458キロメートル(=秒速2億9979万2458メートル)」から得られたものです。 地球の外周は約40,075km とされています...
記事を読むIoT を使ってみる(その5:MQTT編)
このIoTの連載の中で何度も「MQTT」という言葉が出てきました。 これまでMQTTの詳細について何も触れてこなかったので、今回はMQTTとは何かについて確認していきたいと思います。 MQTT とは # MQTTとは「Message Queue Telemetry Transport」の略で、パブリッシュ/サブスクライブ(publish/subscribe)型データ配信モデルのメッセージプロトコルです。 MQTTはTCP/IPを使っており、非常に軽量なプロトコルとして設計されています...
記事を読むIoT を使ってみる(その4:AWS IoT MQTT PUB/SUB編)
前々回(AWS IoT モノの準備編)、前回(AWS IoT プログラム編)で、AWS IoTとIoTデバイスを接続するための準備ができました。 今回は双方向にデータ通信をさせて、IoT接続が確立していることを確認していきましょう。 AWS IoT MQTTテストクライアント # 初回のチュートリアルでも使用した「AWS IoT MQTTテストクライアント」を使用します。 前回作成したプログラムを書き込んだIoTデバイス(ESP32 LOLIN D32)をPCのUSBポートに接続します...
記事を読むIoT を使ってみる(その2:AWS IoT モノの準備編)
前回は、AWS IoTの簡単接続手順(チュートリアル)を実行してIoTデバイス(Raspberry Pi)とAWS IoTの通信を行ってみました。 今回はチュートリアルを使わずに、AWS IoTコンソールを使って最初から「モノ」を登録していきましょう。 前置き # 前回使用したIoTデバイス(Raspberry Pi)に”電圧降下エラー”が頻発するようになってしまい、動作が不安定になってしまいました。 おそらく電源アダプタの劣化か、USBコネクタの不良あたりが原因でしょう...
記事を読むIoT を使ってみる(その3:AWS IoT プログラム編)
前回は、AWS IoTとIoTデバイスの接続準備として「モノの作成」、「証明書・キーの取得」と「ポリシーの作成・設定」を個別に実施しました。 今回はIoTデバイス側のプログラムを作成し、IoTデバイスにプログラムを登録してみましょう。 Arduino IDE とは # 前回の記事で、IoTデバイスにESP32(LOLIN D32)を使用すると言いました。 このIoTデバイスは、キーボード・マウスも無ければ、表示器も当然付いてません...
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