
統計の話をしようじゃないか - ソフトウェア品質のための統計入門(No.4 ばらつきの把握:分散・標準偏差・レンジ)
はじめに # 「統計の話をしようじゃないか」第4回は、ばらつきの把握をテーマにお話しします。 品質データに限らず、あらゆる実測データは多かれ少なかれ、ばらつきを含んでいます。 平均値や中央値といった代表値だけでは、分布の広がり(散らばり)が見えず、誤った解釈につながることもあります...
記事を読む統計の話をしようじゃないか - ソフトウェア品質のための統計入門(No.3 代表値の使い分け:平均・中央値・最頻値)
はじめに # 「統計の話をしようじゃないか」第3回は、「代表値の使い分け」についてお話しします。 世の中にはデータが溢れています。 「データの中心って、どう表せばいいのか?」 統計の最も基本的な問いの一つがこれです。 品質データを扱うとき、よく「平均値」が使われますが、それだけで本当に適切な判断ができているでしょうか? 実は、「平均・中央値・最頻値」はそれぞれ違った特徴を持っており、使い方を間違えると誤解を招く恐れもあります...
記事を読む統計の話をしようじゃないか - ソフトウェア品質のための統計入門(No.2 データとの正しい向き合い方)
はじめに # 「統計の話をしようじゃないか」第2回は、統計を扱う前提となる「データそのもの」との向き合い方についてお話しします。 どれだけ立派な分析手法を使っても、元となるデータが適切でなければ意味がありません...
記事を読む統計の話をしようじゃないか - ソフトウェア品質のための統計入門(No.1 統計って何? ソフトウェア品質になぜ必要?)
はじめに # あるIT企業のとある部門。 部長(品質保証):「先日のリリース、バグがやけに多かった気がするんだけど、どうなんだ?」 開発リーダー:「そうですね…たしかにちょっと多かったかも、って印象はあります」 部長:「“印象”ねぇ…数字ではどうなってる?」 開発リーダー:「え、ええっと…」 部長:「それと、先月追加したテスト、あれ効果出てる? 不具合減った?」 メンバー:「体感では減ってる気はしますが…はっきりとは…」 こんな会話、IT企業の現場では珍しくありません...
記事を読む「Rust × ESP32」で始める組み込み開発:Lチカまでの完全セットアップガイド
以前、WindowsでRust開発環境を作ってみる(VSCode+BuildTools+rustup)という記事を書きました。 記事の最後に「ESP32まわりの問題が片付いたら、次回の記事で報告したいと思います」と言い残し、随分と時間が経ってしまいました。 今回は、RustとESP32による開発環境を構築できたため、その手順を詳しく紹介します。 主に、こことか、ここを参考にしました。 はじめに # 開発環境は以下を使用します...
記事を読むIoT を使ってみる(その20:MicroPythonで始めるESP32プログラミング「超」入門)
はじめに # この「IoTを使ってみる」シリーズでは主に PlatformIO や ESP-IDF という開発環境を使ってきました。 VSCodeを使えば開発がかなり楽になるとはいえ、中には C/C++言語よりももっとサクサク開発したいと思った方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は ESP32上に MicroPython という扱いやすい軽量Python実装を導入して、プログラム開発する方法をやさしくご紹介します...
記事を読むIoT を使ってみる(その19:ESP32の LightSleep 機能で省電力運転に挑戦する)
はじめに # 以前の記事では ESP32 の DeepSleep 機能を活用して、長時間のバッテリー駆動を実現する方法を紹介しました。 今回はその発展として、LightSleep(ライトスリープ)機能に挑戦します。 LightSleep は DeepSleep ほどの電力削減はできないものの、システムの状態やメモリを保持したまま短時間で復帰できるのが特徴です。たとえば、外部入力にすばやく反応しながら電力も節約したい、というようなユースケースに向いています...
記事を読む「暗号の扉を開く2つの鍵」~公開鍵と秘密鍵の仕組みと、インターネットを守る暗号技術の話
あなたを守る2つの鍵 # ― 暗号の不思議な世界へようこそ ― # あなたの目の前に、1つの「金庫」があると想像してください。 この金庫は「銀行口座のパスワード」や「個人情報」など、他人に見られてはいけない大切な情報をしまっておくために使われます。 でも、この金庫はちょっと変わっています。開けたり閉めたりするには、2つの鍵が必要なのです...
記事を読むIDF Component ManagerとKconfig設定でハマった話(VSCode+ESP-IDF拡張機能)
前回、「ESP-IDFプロジェクトの構成とCMakeの仕組みを徹底解説!(VSCode+ESP-IDF拡張機能)」という記事を書きました。 その後、気をよくしていろいろ試していくうちに、esp32-cameraコンポーネントを使ってカメラサーバーを作ろうとして盛大にハマったので、その体験談をまとめてみました。 開発環境 # 開発環境は以下の通りです...
記事を読むIoT を使ってみる(その18:ESP32とOV2640でリアルタイムJPEG映像配信をやってみた)
前回は、ESP32 OTAの基本を解説しました。 今回は、ESP32-WROVER-E 開発ボードと OV2640 カメラモジュールを使い、Wi-Fi経由でJPEG画像をリアルタイムにストリーミング配信する機能を実装してみます。 (本題ではありませんが、OTA機能も併せて実装します) はじめに # PlatformIOでは、Arduinoフレームワークでも一部のESP-IDFライブラリが利用できるようになっています...
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