オンライン研修 成功させるために抑えるべき4つのポイント

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みなさん、オンライン研修を上手に運営できていますか?
もしくは、上手に運営された研修やセミナーに参加されたことはありますか?

弊社ではここ数年、オンラインで研修を実施することが増えました。オンライン研修のノウハウもかなり蓄積できました。

オンライン研修を実施する上で、弊社で意識している点をまとめてみましたので参考になれば幸いです(私はZoomによる研修が多いため、Zoomに関する記述が多いですがご容赦ください)。

今回はオンライン研修について執筆していますが、リモート会議にも当てはまる内容も多いです。

オンライン研修≠集合研修であることを認識せよ

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大前提として、オンライン研修は集合研修とは別物であると認識してください。オンライン研修と集合研修を同一視して計画・運用すると、ほぼ100%失敗します。

集合研修と同じタイムテーブルでオンライン研修を実施しようとすると、間違いなく時間が足りません。その理由は、集合研修より時間がかかりがちなためです。

  • コミュニケーションにかかる時間(複数人が同時に話すことは困難)
  • ブレークアウトルーム[1]への移動時間
  • 講師が画面共有を切り替える時間
  • 受講者がWeb会議ツールから開発環境に画面を切り替える時間

オンライン研修においては、集合研修のときよりも時間に余裕をもって実施するべきです。

研修の内容だけではなく、Web会議ツールの使い方も習熟せよ

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Web会議ツールにもたつく講師は、それだけで信用を失います。前述の通り、オンライン研修は集合研修に比べて、時間を要するシーンが多い傾向にあります。受講者からWeb会議ツールの使い方について、質問を受ける可能性もあります。円滑に研修を進めるために、研修内容のみではなくWeb会議ツールの使い方も抑えることが必要不可欠です。

さらに、画面共有への書きこみや、Web会議ツールによっては相手PCの制御も可能です。Web会議ツールのもつ機能を有効活用すれば、集合研修以上に研修効果を高めることができます。

Web会議ツールのアップデート内容も、普段から確認しておくべきです。たとえばZoomでは、昨年各ブレークアウトルームに共通の画面を画面共有で表示させることができるようになりました。この機能は、ブレークアウトルームにいる受講者の指示に役立ちました。

ブレークアウトルームを活用せよ

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正直なところ、受講者間のコミュニケーションという点では、オンライン研修は集合研修に劣ると思います。

しかし、オンライン研修でも、受講者間のコミュニケーションを促進するために最大限努力する必要があります。新人研修は、受講者間の関係がまだ構築されていない段階で実施されるためです。

Web会議ツールがブレークアウトルーム機能をサポートしている場合、積極的に活用するべきです。たとえば、演習はブレークアウトルームで実施して、不明な点があればチーム内で教えあうようにすること、演習とは別にアイスブレイクの時間を設けることなどです。

ブレークアウトルーム実施中の連絡手段に注意せよ

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ブレークアウトルーム中は、Web会議ツールによっては受講者と講師間の連絡が取りづらくなります。Zoomでも、ブロードキャスト[2]やヘルプを求める[3]など機能が充実していますが、過信しすぎると思わぬ失敗を招くことがあります。

私が携わった案件では、ブレークアウトルーム実施中の連絡手段にSlackを用いていました。ブレークアウトルームの時間延長の連絡や、演習についての追加指示のために使用しました。

アナログな方式ですが、ファミレス等のウェイティングリストに相当するものを導入しました。次にどの受講者の質問に対応すべきなのか明確になるので、運用面で大きなアドバンテージになったと思います。

ウェイティングリストの例

まとめ

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簡単ではありますが、オンライン研修の注意点と題して、とくに重要な点をピックアップしてお伝えしました。もし読者の皆様も研修運営に携わる方がいらっしゃたら、参考にしてみてください。

また、教育チームメンバーで次の記事も執筆しています。よかったらこちらもご一読ください。


  1. ミーティング内で、さらに複数の小部屋を作成してミーティングできる機能。 ↩︎

  2. 全ブレークアウトルームに対してメッセージを送るZoomの機能。ただし、表示が小さく一定時間経過後に消えるため、受講者が議論に集中していたり、コーディングしているときは見落としやすい。 ↩︎

  3. ブレークアウトルームにいる参加者が、ホストに対して自ルームに来ることを依頼するZoomの機能。研修では共同ホスト(ホストに順ずる権限をもつ参加者。通常は講師陣)機能も利用するが、「ヘルプを求める」の通知は、ホストのみに対して送られるため、講師全員が把握できない。また、複数のブレークアウトルームから要求が送られた場合、どのルームが対応済みで、どのルームが未対応なのかが管理しにくい。 ↩︎

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