ペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の直交表を使う
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”原型シート”機能(因子編)について紹介しました。 今回はペアワイズ法ではなく直交表を使って組み合わせテストケースを生成してみます。 直交表ってなに? # 直交表とは,複数の因子・水準の組み合わせにおいて、任意の2因子について「水準の組み合わせが同じ回数だけ現れる」という性質をもつ”組み合わせ表”を指します。 複数因子・水準を組み合わせてテストする時、因子間に「交互作用」が存在すると、テスト結果が影響を受ける場合があります...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の原型シートを使う(因子編)
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”原型シート”機能(水準編)について紹介しました。 前回は水準のみ変更しましたが、今回は「因子」を変更してみようと思います。 既存のテストケースに因子を追加する # 以下の例で考えてみましょう。 因子が a, b, c の3個で、それぞれが2水準の値を持っている場合を想定します。 2因子間網羅のテストケースは以下のようになりました。 テストケース数は合計4個でした。 次に、因子d(2水準)が追加になった場合を考えてみます...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の原型シートを使う(水準編)
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”カバレッジ指定”機能について紹介しました。 今回はPictMasterの”原型シート”機能について紹介したいと思います。 既存のテストケースを再利用する # ペアワイズ法を使えば複数の因子・水準からテストケースを効率よく生成できますが、網羅すればするほどテスト実行には時間も労力もかかります。 テスト対象の一部が変更になった場合に、”変更になった部分だけ”を追加でテストするテストケースを生成したい場合があります...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」のカバレッジ指定を使う
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”無効値”機能について紹介しました。 今回はPictMasterの”カバレッジ指定”機能について紹介したいと思います。 2因子より多い組み合わせ数を指定する # テスト対象の因子の数が多く、因子間の影響が2因子間に限定できない場合には、因子の組み合わせ数を2よりも大きくしたいケースがあります...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の無効値を使う
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”サブモデル”機能について紹介しました。 今回はPictMasterの”無効値”機能について紹介したいと思います。 特定の因子・水準同士の組み合わせを制限したい場合 # 2因子網羅のテストケースを効率よく生成するペアワイズ法ですが、特定の因子・水準同士の組み合わせに意味がない、または組み合わせたテストケースが実施不可能の場合、あらかじめ特定の水準・因子の組み合わせをテストケース中に”生成させない”ようにする必要があります...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」のサブモデルを使う
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”重み”機能について紹介しました。 今回はPictMasterの”サブモデル”機能について紹介したいと思います。 一部の因子の組み合わせ網羅数を他の因子よりも多くしたい場合 # 2因子網羅のテストケースを効率よく生成するペアワイズ法ですが、特定の因子の組み合わせ網羅数を他の因子よりも多くしたい場合、テストケースの生成方法に工夫が必要になります...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の重みを使う
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”エイリアス”について紹介しました。 今回はPictMasterの”重み”機能について紹介したいと思います。 組み合わせの一部を他より多くテストしたい場合 # 2因子網羅のテストケースを効率よく生成するペアワイズ法ですが、特定の因子・水準データだけを他の組み合わせよりも多くテストしたい場合、テストケースの生成方法に工夫が必要になります。 例えば、特に重要な因子・水準は他の因子・水準よりも重点的にテストしたい場合などが該当します...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」のエイリアスを使う
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”制約表”について紹介しました。 今回はPictMasterの”エイリアス”機能について紹介したいと思います。 テスト水準のいくつかが同一(同値)とみなせる場合 # 2因子網羅を効率よく生成するペアワイズ法ですが、水準データのいくつかについて全く同一とは言えないがほぼ同一(同値)ということができる場合、それらを”同一の値(同値)”とみなしてテストケースを生成し、全体のテストケース数を削減したい場合があります...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の制約表を使う
前回はペアワイズ法をGUIから使う便利ツール「PictMaster」の基本操作を紹介しました。 今回は「PictMaster」の「制約表」について紹介します。 テストケースに制約を付けたいとき # 2因子網羅を効率よく生成するペアワイズ法ですが、テストケース生成時にテストケースに制約を設定したい場合が多々あります。 例えば、ある因子の水準を特定の環境にだけ割り当てたい、または割り当てたくない場合などです。 以前使用したテストケースの例題で考えてみましょう...
記事を読むペアワイズ法をGUIから使いこなすツール「PictMaster」の紹介
前々回、前回とペアワイズ法に関する情報を発信してきました。 今回は前回紹介したPICTをGUIから利用できるようにした便利ツールである「PictMaster」について紹介します。 PictMasterとは # 詳しくはPictMasterのサイトの説明を読んでいただくとして、PictMasterについて簡単にご説明します。 PictMasterはExcelベースのツールです。 Excel上で因子・水準等を設定するだけで簡単にPICTを操作して、結果をExcel表にして出力してくれます...
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