IoT を使ってみる(その5:MQTT編)
このIoTの連載の中で何度も「MQTT」という言葉が出てきました。 これまでMQTTの詳細について何も触れてこなかったので、今回はMQTTとは何かについて確認していきたいと思います。 MQTT とは # MQTTとは「Message Queue Telemetry Transport」の略で、パブリッシュ/サブスクライブ(publish/subscribe)型データ配信モデルのメッセージプロトコルです。 MQTTはTCP/IPを使っており、非常に軽量なプロトコルとして設計されています...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の無効値を使う
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”サブモデル”機能について紹介しました。 今回はPictMasterの”無効値”機能について紹介したいと思います。 特定の因子・水準同士の組み合わせを制限したい場合 # 2因子網羅のテストケースを効率よく生成するペアワイズ法ですが、特定の因子・水準同士の組み合わせに意味がない、または組み合わせたテストケースが実施不可能の場合、あらかじめ特定の水準・因子の組み合わせをテストケース中に”生成させない”ようにする必要があります...
記事を読むIoT を使ってみる(その4:AWS IoT MQTT PUB/SUB編)
前々回(AWS IoT モノの準備編)、前回(AWS IoT プログラム編)で、AWS IoTとIoTデバイスを接続するための準備ができました。 今回は双方向にデータ通信をさせて、IoT接続が確立していることを確認していきましょう。 AWS IoT MQTTテストクライアント # 初回のチュートリアルでも使用した「AWS IoT MQTTテストクライアント」を使用します。 前回作成したプログラムを書き込んだIoTデバイス(ESP32 LOLIN D32)をPCのUSBポートに接続します...
記事を読むIoT を使ってみる(その2:AWS IoT モノの準備編)
前回は、AWS IoTの簡単接続手順(チュートリアル)を実行してIoTデバイス(Raspberry Pi)とAWS IoTの通信を行ってみました。 今回はチュートリアルを使わずに、AWS IoTコンソールを使って最初から「モノ」を登録していきましょう。 前置き # 前回使用したIoTデバイス(Raspberry Pi)に”電圧降下エラー”が頻発するようになってしまい、動作が不安定になってしまいました。 おそらく電源アダプタの劣化か、USBコネクタの不良あたりが原因でしょう...
記事を読むIoT を使ってみる(その3:AWS IoT プログラム編)
前回は、AWS IoTとIoTデバイスの接続準備として「モノの作成」、「証明書・キーの取得」と「ポリシーの作成・設定」を個別に実施しました。 今回はIoTデバイス側のプログラムを作成し、IoTデバイスにプログラムを登録してみましょう。 Arduino IDE とは # 前回の記事で、IoTデバイスにESP32(LOLIN D32)を使用すると言いました。 このIoTデバイスは、キーボード・マウスも無ければ、表示器も当然付いてません...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」のサブモデルを使う
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”重み”機能について紹介しました。 今回はPictMasterの”サブモデル”機能について紹介したいと思います。 一部の因子の組み合わせ網羅数を他の因子よりも多くしたい場合 # 2因子網羅のテストケースを効率よく生成するペアワイズ法ですが、特定の因子の組み合わせ網羅数を他の因子よりも多くしたい場合、テストケースの生成方法に工夫が必要になります...
記事を読むIoT を使ってみる(その1:AWS IoT チュートリアル編)
「IoT」という言葉が世の中に広まって、結構な時間が経ったと思います。 私達が日頃「ああ、これがIoTだ」と実感することはそれほど多くないと思いますが、IoTは私達の生活の中に着実に広がっています。 今回から数回に分けて、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の「AWS IoT」とIoTデバイスの「Raspberry Pi」を使って、IoTについて紹介していきたいと思います。 また必要に応じて他社のIoTサービスやIoTデバイスについても比較検討してみたいと思います...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の重みを使う
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”エイリアス”について紹介しました。 今回はPictMasterの”重み”機能について紹介したいと思います。 組み合わせの一部を他より多くテストしたい場合 # 2因子網羅のテストケースを効率よく生成するペアワイズ法ですが、特定の因子・水準データだけを他の組み合わせよりも多くテストしたい場合、テストケースの生成方法に工夫が必要になります。 例えば、特に重要な因子・水準は他の因子・水準よりも重点的にテストしたい場合などが該当します...
記事を読む箱ひげ図と散布図を同時に描画して概要を把握する(層別・分析編)
前回は仕様書レビューの品質データを「箱ひげ図」と「散布図」に同時に描画して可視化するところまで実施しました。 今回は可視化したデータを”層別”して分析し、品質のチェックポイント(勘所)を見つけていきたいと思います。 層別 # 「層別」とは、数多くのデータを、データの特徴に基づいて、いくつかのグループに分けることです。 層別することでデータを分析し易くなります。 「分析」とは「物事を理解する」ことです。 ”層別”を使って物事を理解するところから始めましょう。 段階を追って層別していきます...
記事を読むペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」のエイリアスを使う
前回はペアワイズ法テストケース生成ツール「PictMaster」の”制約表”について紹介しました。 今回はPictMasterの”エイリアス”機能について紹介したいと思います。 テスト水準のいくつかが同一(同値)とみなせる場合 # 2因子網羅を効率よく生成するペアワイズ法ですが、水準データのいくつかについて全く同一とは言えないがほぼ同一(同値)ということができる場合、それらを”同一の値(同値)”とみなしてテストケースを生成し、全体のテストケース数を削減したい場合があります...
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