書籍紹介「スクラムマスターにおれはなる!」となった一冊
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はじめに
#アジャイルグループの石田です。タイトルからは何も読み取れませんが、今回は自分がスクラムマスターの道を決めたきっかけの一つとなる本の紹介です。ちなみに、ワンピースは見たことありません。
前職で突然スクラムマスターという役割をすることになった時、身近にそれを教われる人もなかなかいなかったため、色々な本を読み漁りました。
その中でスクラムマスターという仕事により興味を持ち、転職をしてまでその職種に就きたいと思ったきっかけの本が、スクラムを作った一人であるジェフ・サザーランド著の、「スクラム - 仕事が4倍速くなる“世界標準”のチーム戦術」でした。
本書は全九章からなり、次のような章立てになっています。
- 第一章 過去のやり方は通用しない
- 第二章 スクラムが誕生するまで
- 第三章 チーム
- 第四章 時間
- 第五章 無駄は罪である
- 第六章 幻想を捨て、現実的なプランニングを
- 第七章 幸福
- 第八章 優先順位
- 第九章 世界を変える
おすすめの読む順番
#この本をあえて最初から読む形ではなく、こういう順番で読んではどうかという提案です。
スクラムを作ったジェフ・サザーランド氏が書いた本ならではの内容として、スクラムを作るまでに至る経験から本書は始まります。
ですので、まずは第一章「過去のやり方は通用しない」第二章「スクラムが誕生するまで」を読んでみてください。これだけでも、他書との違いが分かると思います。
次に、第九章の「世界を変える」を読むことをお勧めします。スクラムがシステム開発だけでなく、教育、貧困問題、政治といった分野でも利用されている事例について書かれています。
こちらの内容も、スクラムの可能性を感じるものとしてとてもお勧めです。
その次に読むとしたら、第七章の「幸福」をお勧めします。スクラムは、関わる人たちを幸せにすることで、プロダクト開発を成功に導くことを念頭に練られたものであることが分かります。
「人は成功しているから幸せなのではない。幸せだから成功するのだ。」というのは、本書の中でも好きな文章の一つです。自分がスクラムマスターをするにおいて大切にしている理念です。
まとめ
#この本は、他のスクラム入門書とは違い、どちらかというビジネス書的な側面が強いものになります。ですので、スクラムの勉強がしたいというだけでなく、読み物としてもお勧めですので、是非一度読んでみてください。