雑用が会社の利益に変わる瞬間
これは豆蔵デベロッパーサイトアドベントカレンダー2024第23日目の記事です。
中山です。ここ5年ほどはDX関連のコンサルティングとマーケティングの掛け持ちをしています。
今日のアドベントカレンダーの記事は、会社生活に迷う私の迷える雑用についてお届けします。
会社に存在する様々な雑用
#出欠確認のリマインド、パワポのフォーマット合わせ、登録の代行、思いつきを振られる、チームのちょっとした調整などなど、会社には幅広い大小様々な雑用が存在します。
名もない雑用、なので担当はもちろんいません。しかし、プロジェクトや部署が円滑にいくにはやってくれる人が欲しい。というか、誰もやらないから結局やらざるを得ない、、、やらされる、、、と感じている人も多いのではないでしょうか。
私もその1人です。ですがいつ頃からか苦に感じことが軽減していました。諦めの境地なのか、それとも?
仕方なくやっていた雑用は三重苦
#以前は、それ私の仕事じゃないのにと反感を持ちつつも、誰かがやらなくてはいけないから、人がやってくれるのを待って進まないままよりはと思って仕方なく雑用をやっていました。
自分の作業が圧迫されることを気にしながら(一重苦)、アウトプットの品質・生産性・期限はテキトーで達成感はない(二重苦)、コア業務で使えないから雑用が多いのかという焦りさえ(三重苦)、当然モチベーションは下がります。
だだの雑用からの転換1 雑用にも成果がある
#1つ目の転換は、自分も楽になる雑用、自分の得意で対応できる雑用で、品質を褒められ成果を感じたことです。
例えば、単なる転記ではなくて、他との関連を確認したり、後でみてもわかるように文章を直したりするようにしたら、分かりやすくなったと言ってもらえた。かつ、やり取りが減って自分も楽になりました。単なるドキュメントのフォーマット合わせではなくて、内容をシンプルにする、レイアウトをきっちり整えるといったきれい化までやるようになった。この手の作業が不得意な人は一定数いるので喜ばれます。
だだの雑用からの転換2 会社の利益になる
#2つ目の転換は、ポジションが上の人との仕事を通じて視点が変わり、会社の利益につながるかを意識するようになったことです。雑用にも会社の得になる道筋がみつかるようになり、やった方がいいと思う雑用が目に付くようになりました。
例えば、営業資料作成の手伝い(この資料は今度の展示会でも使えそうだから今やったほうがよさそう)、間接業務の手順整理(人が増えるたびに同じことに時間がかかっているので効率化のために一度まとめておこう)など。最優先ではないもののできる限り急いでほしい雑用を主体的に関わってやっていると、苦は減ってきました。
雑用担当の展望
#雑用スキルはプロジェクトを切り盛りしたり組織を運営したりするのに役立つと感じています。自分の二番手三番手の得意を活かしてやりたい雑用をやると、広範囲に使えるスキルを経験して獲得できます。こういった認識が広がって雑用の苦が減るとよいなと思います。
必要な役割だと認識してもらうには名前を付ける(概念化する)ことが1つの方法になります。いい言葉が見つかりせんが、プラスの意味を感じられるような「巻き取る人」「CZO(最高雑用責任者)」などでしょうか。
今後も会社の利益につながると思う雑用をこなして行こうと思います。