「AWS Certified AI Practitioner Beta」を受験して14冠になってきた

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はじめに

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先日、「AWS Certified AI Practitioner Beta」を受験しましたので、準備したことや感想などをまとめました。

Information

秘密保持契約(NDA)があるため、詳細な試験内容については触れることができませんので、ご了承ください。

試験について

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AWS Certified AI Practitioner(以下、AIプラクティショナー)は以下のように説明されています。

  • 試験の概要
    • AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01) 試験は、特定の職務に関係なく、AI/ML、生成 AI テクノロジー、関連する AWS のサービスとツールに関する総合的な知識を効果的に実証できる個人を対象としています。
    • カテゴリ:Foundational
    • 試験時間:120分
    • 出題数:85問
    • 合格基準スコア:700
    • 受験料:10,000円 + 税 (半額バウチャー利用可能)

※ベータ試験であるため、正式リリース後は試験時間や出題数などが変更される可能性があります。

申し込み

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8月13日から受験の申込みが開始されるとアナウンスされていたこともあり、当日は申込サイトを覗いていました。

受験可能なのは翌日からだと勝手に思い込んでお盆中に受験しようと思っていましたが、受験申し込みを進めてみると受験可能日は8月27日からと判明しました。

調整の結果、9月8日の受験となりました。

準備したこと

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生成AIについてはほとんど触れないままでしたので、2年前に取得したAWS Certified Machine Learning - SpecialtyやG検定で身に着けた知識からのスタートになりました。

なお、AWS Summitで発表されてから少しずつ準備しようと考えていましたが、8月頭に別の資格試験が控えていたため、実質準備開始したのはお盆前からの1か月弱になりました。

試験ガイド

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  • 試験ガイドを読んで、出題範囲、出題形式、合格基準などを確認します。
    • 5分野から出題されます。
        1. AI と ML の基礎 (20%)
        1. 生成 AI の基礎 (24%)
        1. 基盤モデルの応用 (28%)
        1. 責任ある AI に関するガイドライン (14%)
        1. AI ソリューションのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス (14%)

書籍

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Skill Builder

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公式問題集

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Udemy

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準備しながら気づいたこと

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  • AIプラクティショナーという名称と昨今のトレンドから生成AIの比重が高くなるのではないかと思い、Bedrock、RAG、プロンプトエンジニアリングなど生成AIに関する知識について重点的に準備しました。
  • ただし、試験ガイドや公式問題集の内容を見るとわかるのですが、SageMakerなどの機械学習に関する知識、ファインチューニングしたAIに対する評価方法などの責任あるAIに関する知識も必須であることがわかりました。
  • AIに関連したサービスの使い方を知っておくことが重要であることがわかりました。
    • Amazon Polly:テキスト読み上げ
    • Amazon Transcribe:音声認識
    • Amazon Translate:翻訳
    • Amazon Lex:チャットボット
    • Amazon Rekognition:画像認識
    • Amazon Textract:テキスト抽出
    • Amazon Comprehend:自然言語処理
  • 他の試験区分同様、AWSサービスのベストプラクティスを押さえることが重要であることがわかりました。

受験

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いつもと同じ博多駅近くのテストセンターで10時から受験しました。

Foundationalということもあり、ProfessionalやSpecialtyと比べると問題文が短く単純だと感じました。

公式問題集よりは選択に悩む問題があった印象です。

翻訳精度はブラウザの翻訳機能に比べると読みやすいと感じました。

試験時間は120分でしたが、筆者は見直しを軽くしかしないため70分ほどで完了して退室しました。

ちなみに、新しい種類の試験問題の追加でアナウンスされていたような従来と異なる解答形式の問題は公式問題集には出てきていましたが、今回の受験では出題されませんでした。

受験後

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結果はその場では出ず、19時過ぎにメールが届き、ポータルサイトで確認できました。

スコアは少し余裕を持って合格でした。

まとめ

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  • 無事に一発合格で14冠になれました。
  • 試験自体はAssociate以上のAWS認定を取得していれば難しく感じないと思います。
  • 昨今のトレンドから、どうしても生成AI中心に準備したくなりますが、機械学習や責任あるAIに関する知識も必須であることに気を付けましょう。

以上、簡単なまとめになりますが、これから受験を予定されている方の参考になれば幸いです。

※後日、「AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate Beta」も受験してきましたので、近日中に投稿する予定です。

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