豆蔵社内で内製・運用している営業支援システムの紹介
豆蔵社内で内製・運用している営業支援システム(Sales Support System 以下SSS)の紹介記事です。
今回から複数回に分けて内容を紹介していきます。
SSSとは
#豆蔵で扱うプロジェクトはそれまで商用のパッケージで管理されていましたが、下記の理由から2020年7月にスタートしました。
- 商用パッケージがEoSを迎えること
- リモート環境下での管理本部の業務効率化
- 最新のクラウドネイティブ技術をドッグフーディング
- 中途や若手社員の技術力の底上げ
2021年10月には運用開始し、現在フェーズ6を迎えています。
業務の流れ
#SSS上ではプロジェクトの提案、見積、受注、請求といった状態の管理、帳票類の出力等を行います。
これら提案~請求の機能はマイクロサービス化されており、AWS上に構築されています。
各工程で発生する稟議書の作成と承認には商用のワークフローパッケージである コラボフロー上で行われ、
SSSとコラボフローはREST APIによって相互で通信します。
これらの流れを業務フロー図で表すと以下のようになります。
※ イメージはかなり簡略化してます
提案業務
#顧客への提案に伴って見積稟議を作成、申請・承認を経て、顧客への見積書送付までの業務を含みます。
受注業務
#顧客からの発注を契機として、受注稟議の申請・承認までの業務を含みます。
状態として受注済を迎えたプロジェクト情報は売上サービスへ連携されます。
売上請求業務
#顧客との検収、請求のやり取り、売上実績の管理を行います。
案件が複数月にまたがる場合、これらの業務は毎月行われる事になります。
請求が発生しない月の場合にはSSSからコラボフローへ連携せず状態を遷移させる流れとなります。
機能紹介
#詳細なアーキテクチャに関しては次回以降に紹介させていただくため、ここでは簡単にSSSのServiceを紹介させていただきます。
案件サービス (project-service)
#- プロジェクトを登録、編集、閲覧
- プロジェクトに関する帳票(収支管理表、 見積書...etc)類出力
- 見積稟議の起票
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受注稟議サービス (quotation-service)
#- 受注稟議、提案稟議の起票
- SSSからコラボフローへ受注稟議を連携するためのサービスです
売上サービス (sales-service)
#- 月ごとのプロジェクトの売上予実の登録、編集、閲覧
- 売上実績と請求書の稟議起票
- 売上に関する帳票(受注一覧、 売上連絡票...etc)類出力
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会社サービス (company-service)
#- 豆蔵に関係する会社を一元管理するため顧客会社および協力会社の登録、編集、閲覧
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パートナーサービス (partner-service)
#- 協力会社の要員(パートナー)の登録、編集、閲覧
- 会社サービスとの結びつきが強いためパートナーサービス、会社サービス間のEventはAWS Kinesisによってリアルタイムに連携されます
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組織サービス (organization-service)
#- 豆蔵社内の組織情報の登録、編集、閲覧
- 事業部、部、グループ情報を保有します
ユーザーサービス (user-service)
#- SSSにアクセスするユーザの認証
まとめ
#今回はSSSの概要について触れさせて頂きました。
次回以降、アーキテクチャやSSSでの開発の流れなどを掘り下げてご紹介していきます。