オープンソース版GFXBenchをAndroidで動かす(4)オールド実行編
Back to Topはじめに
#GFXBenchというGPUベンチマークソフトを取り上げたシリーズの4回目です。
前回で古いAndroidバージョン対応のビルドが行えました。
今回は実際に古いAndroidバージョンで実行してベンチマークスコアを確認してみます。
ベンチマーク実行結果
#実行までの手順は今までと変わらないので、早速結果からです。
実行するAndroid端末はAndroidバージョンが古いものを手元のコレクションから見繕ってみます。
目標は SdkVersion:'21' (Android5.0) だったのですが、手元のAndroid端末の都合上、SdkVersion:'22' (Android5.1) までとなりました。
以下、実測した結果例です。ベンチマークスコアはオフスクリーン版のfps値です。
あくまで 「筆者の環境および測定時点における一例」 であり、同様のGPU、手順で測定された場合でも、環境によって異なる結果となる可能性がある点をご了承ください。
| GPU | SoC | Driver version | Android version | T-Rex score | Manhattan score |
|---|---|---|---|---|---|
| Adreno 418 | Snapdragon 808 | OpenGL ES 3.1 V@103.0 | 5.1.1 | 34 | 15 |
| Kepler GK20A | Tegra K1 | OpenGL ES 3.2 NVIDIA 361.00 | 6.0.1 | 66 | 32 |
| Kepler GK20A | Tegra K1 (Denver) | OpenGL ES 3.1 NVIDIA 343.00 | 7.1.1 | 63 | 30 |
| Maxwell GM20B | Tegra X1 | OpenGL ES 3.2 NVIDIA 361.00 | 8.1.0 | 109 | 59 |
上記 Tegra X1 のスコアは Pixel C というタブレットのものです。携帯用のためか低い値となっているようで、確か据え置き用のAndroid端末の SHIELD だと T-Rex/Manhattan = 120/60 オーダーのスコアだったかと思います。
この Tegra K1 のスコア T-Rex/Manhattan = 60/30 と Tegra X1 のスコア 同 120/60 のオーダーが長らく私の中で比較する際の基準のスコアとなっていました。
Tegra K1の SHIELDタブレット で実際にサンプル(Unreal Engine、Unity等)を動かしたりゲームをしたりの感触より。覚えやすい値だったというのもあります。
時代的に仕方ないですが、このあたりのタブレットがメモリ2GBでなく4GB積んでいれば今でも普段使いしていたのに...と惜しく思います。
スマートフォン/タブレットを見る時はまずは Tegra K1 のスコア位あれば十分と見ていたものでした。Tegra X1を超えようものならもうえらい事です(※個人の感想です)。
今回はGPU違いですがオフスクリーン版の結果なのでそのまま比較できます。ただGPUの FLOPS (Floating-point Operations Per Second) も考慮に入れるとまた違った比較が行えます。次回以降に機会があれば触れてみたいと思います。
以下スコア以外の余談です。
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ビルド時に CUDA Toolkit が必要だった件ですが、Tegra K1 で無事CUDA情報が表示されていました。Android版でまったく無駄というわけでもなかったようです。例はこれ位かもですが。
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今回の古いバージョン5.1.1のAndroid端末でも、Car Chase(OpenGL ES 3.1 + AEP)および Aztec Ruins(OpenGL ES 3.1)までも実行可能でした。
Androidバージョン5.0から OpenGL ES 3.1 + AEP 対応が始まっていたので確かに可能ではあるのですが、実際に描画される画、fpsも低く健気に動く姿に目頭が熱くなる思いでした。
こんな昔からきちんと頑張ってくれていたのだなと...。
おわりに
#今回は前回ビルドした古いAndroidバージョン用のGFXBenchを実際に実行してベンチマークスコアを確認しました。
この記事をお読みの方の中にも、古いAndroid端末を眠らせたままにしている方は多いかもしれません。
久しぶりに取り出して、どこまで頑張れたのかチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
より古いAndroidバージョン、より多くのベンチマーク種類の実行、より低いスコアを出せた方が優勝!です。
ライセンスおよび免責事項
#本記事に掲載している検証結果は、BSD 3-Clause Licenseのもとで公開されている Kishonti-Opensource/gfxbench のソフトウェアおよびアセットを利用したものです。
- Original Copyright: (c) 2005–2025 Kishonti Ltd.
- License: BSD 3-Clause License
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本記事に掲載している手順、ベンチマークスコア等の測定結果は、特定の検証環境における現状のまま(AS IS)のものであり、その正確性、安全性、再現性を保証するものではありません。
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